わたしは、ロランス

わたしは、ロランス

2020年3月17日から、この映画アカウントを
始めて、今日で一年が経ちました。

今日までに描いたイラストは、合計143作品。
そして今回は、昨年のリバイバルとして、
1番のお気に入り作品「わたしは、ロランス」
を描かせていただきました。

私がこの映画アカウントを始めた理由でもある、
グザヴィエドラン監督との出会い。

昨年「ジョンFドノヴァンの死と生」を鑑賞し
画面で見た全てのものに刺激を受けました。

そして“グザヴィエドランへの手紙“という
企画を見つけ監督へ手紙を送ろうと思い、
イラストを描き始めたのがきっかけです。

タイタニックを見たドラン監督が感銘を受けて
ディカプリオに手紙を書いたように、
私もドラン監督に感謝を伝えたい気持ちで、
イラストを描きフランス語の勉強も始めました。

ただ一つの理由から映画アカウントを立ち上げ、
2020年から今にかけて、たくさんの映画や
人との出会いが増えました。
そして、色々な機会に巡り合えたご縁を
本当にありがたく思います…。

何かに影響されたその瞬間、動き出すこと、
本当に大切なんだなと実感しております。

私にとってたくさんの影響を与えてくれた
ドラン監督に直接感謝の気持ちを届けたい。
いつかお会いできる日が来ますように。

そしていつも投稿を見てくれている
皆さま、本当にありがとうございます。
幸いなことに、私の投稿を見て、
「紹介していた作品みました!」と
数々の報告を受けます。
このアカウントを通して様々な映画との
出会いがあることを知りとても嬉しく思います。

私にとって映画とは、エンターテイメントのような
幸せや楽しさを届けてくれるコンテンツでもあり、
作品を通して事実や現実を伝えてくれる、
大切な存在でもあります。

映画を通して様々な価値観に出会い、視野を広げ、
自身の考えや感情を大きく変えてくれました。
今まで見てきた数々の映画に出会っていなければ、
ここに存在しないのでは…と思うくらい、
行動や時間、概念、全てまるごと影響を受けました。

特に「わたしは、ロランス」からは、
思考は勿論、美術や音楽の領域にまで、
幅広く自身の感覚を変えた作品だと思います。

体の端から端まで全身を覆されたような感覚を
見るたびに味わい、まるで、現代アートの展示を
見た時と同じような気分になる。
詩的なセリフは、胸に刺さりまくり、
回想シーンや流れがとても心地良い。
環境音、生活音、自然の音、
そこへ入ってくる刺激的な音楽。
その音楽もが、一つのセリフのように聞こえる。
ビビットな色合いの中で感情が激しくぶつかり合い、
ここまで全てに本気を捧げている映画他にない。
監督、スタッフ、キャスト、この作品に関わる
全ての人々から、リスペクトを感じます。

この物語を見るたびに泣いてしまう。
愛と涙と、言葉では表せないくらい、
どうしようもない感情でいっぱいになる。

こんな感情にしてくれる映画たちが本当に大好きです。

これからもたくさんの、映画に、作品に、
音楽に、美術に、歴史に、ファッションに、想いに、
出会えますよう、イラストや感想を通して
たくさんの人にお伝えできればと思います!
どうぞ2021年もよろしくお願い致します。

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