自分らしく、あせらず生きていく。
彼女の自由で元気で、いつも楽しそうな姿が好き。
それでも悩みは抱えている。
映画の主人公にあまり見ない、
ある意味、中途半端な立ち位置。
だからこそ、余計にリアル。
大人になればなるほど、
いい家を持ち、恋人や子供がいて、
仕事も充実していて、周りはどんどん成長して、
そんな様子と比べてしまうことがあると思う。
それでも自分らしく、
時には思い描くように上手くいかなくても、
それを受け入れることも大切だと、
フランシスを通して、気づかせてくれた作品。
モノクロで物語は進むけれど、
感情の鮮やかを感じられたり、
優しい部分と強い気持ちの両方を
音楽の強弱で表したり、そういう演出も好き。
ノアバームバック監督らしい、
人間の細部がよく描かれている映画。
走っていくシーン、とても好き。
時はゆったり、時には激しく。
人生そんな気がしてます。
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