アワー・フレンド

実際のエッセイの映画化。
とにかくリアルが追求されていた。

思わず微笑んでしまう部分もあれば、
見ていて苦しくなる部分もあり、とても切ない。
けれど最後は希望を感じる。そこには大きな愛や友情も。

まさに誰もが体験している、
人生の波を描いているようだった。

実は自分を動かしている力は、特別な何かではなく、
案外近くにあって、身近な人々や、
些細な言葉や行動で支えられていたりする。

時にそれを劇中のシーンで思い出し、感情が溢れ出たり、
様々な出来事を自分と重ね合わせてしまった。

病をかかえたニコルのみならず、
友達のデイン、夫のマット、周りにいる人々を描き、
色々な問題をクローズアップしてくれて、
この世界に生きる全ての人々が主人公であり、
お互いを支え合って生きているのを実感した。

“人生はフェアじゃない、だけど美しい“

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