トーリーオブマイライフ 若草物語

トーリーオブマイライフ 若草物語

グレタガーウィグ監督自身が女性であることも
あってすごく共感できる視点が多かった

ストーリー構成が過去と現在を行き来するけど
オレンジの暖かい色味と、寒色系の色味を
使い分けた画面になっていて非常にわかりやすかった

女性の社会進出が難しかった当時から
今にかけて、物語を通して女性の仕事や立場に
対してのメッセージがすごく込められていて
いろんなシーンや言葉でグッときた

自分自身、彼氏がいないことに対してや
周りから結婚についての話を聞かれたり、
することもあって、自分の歳ではもう
既に結婚して子供もいる人たちがいる

でもそれは人それぞれだと思っていて
今まで全く焦ることはなかった

でも社会が提示しているライフスタイルの理想像は
”結婚して家庭を築くこと”であって
それに当てはまらない人への扱いに
周りからの圧力をすごく強く感じたし
女性であることで強制されることがすごく
重みに感じた時もあった

その面においても、作中では
考え方やライフスタイルが4人姉妹の中でも様々で
姉妹の中の1人にに似ている観点があったり
兄弟がいる家庭ならつい共感してしまう部分もあって
より、リアルな人間性を感じられた

原作から、監督の意思で独自のシーンも
付け足されていたりしてそこを見てより
今の社会に投げかけたいメッセージを受け取ることができた

アカデミー賞、衣装デザイン賞を取っていたのも
納得がいくくらい、とても素敵なドレスの数々で
風景やセットを見ているだけでも楽しめる

なによりキャスティングが最高なので
画面が終始美しいからぜひみてほしい
シャラメとシアーシャのダンスシーンや
フローレンスピューの末っ子感が素晴らしい

とにかく号泣するほどハマってしまったので
昨日見たのに熱が覚めなくてまた見たいほど

ここからは少し本編に触れます
以下は見ていて感じた私の視点です

長女メグ(エマワトソン)は
好きになったら、その人がたとえ裕福でなくても
結婚して、幸せな家庭を築いていきたいタイプ
当時における社会の女性の理想像的な存在

次女のジョー(シアーシャローナン)は
結婚が人生のゴールとは考えていなくて
今いる家族を大切にして夢に向かっていく人
社会的にはマイノリティな人物

三女のベス(イライザスキャンレン)は
真ん中っ子であり、周りをよく見て行動する子
物静かでとても優しい性格
いろんなシーンで姉妹をまとめてくれる役割

四女のエイミー(フローレンスピュー)は
好奇心旺盛でどんな時でも元気で明るい
けれど、一番下の子あるあるで
何をするのにも、絶対にお姉さんの後
だから、早く大人の仲間入りもしたいし
自分が一番輝ける場所を常に探してる

ちなみに、私は妹と2人で映画を見ていたら
自分はジョーに、妹はエイミーに共感していた
自分に似た人を見つけるだけでもこの作品は
楽しめるし、女性は共感できるところが多い
男性からの視点はどのように見えるのか少し気になった

映画
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