HALSTON/ホルストン

ホルストン
glee、プロム、ハリウッドを手掛ける
ライアンマーフィー制作総指揮作品。

全5話完結。一気見間違いなし!

無名の場所から、自分の名前とセンスを売りに
世界へ旅立ち、70年代に流行した
ファッションブランド「ホルストン」を描く。

ユアンマクレガー演じるホルストンが、
初めて見たとは思えないくらいのはまり役。
オーラがすごくて1話目から惹きつけられた。

クイーンズギャンビット同様、ブランドや
ファッションのことを、知らない人でも楽しめる。
ネトフリ作品は、前知識がなくても、スッと世界に
入り込めて面白いテイストが多いのかもしれない。

“周りをよく観察すること“
流動的なファッションに対しての姿勢から、
ホルストンを取り囲むキャラクターも魅力的だった。

序盤1人での歌唱シーンで心奪われたライザ。
ありえないくらい美モデル、エルザ。
イラストレーターでありサポート役のジョー。
ホルストンを翻弄するヴィクターとエド。
調香師であり精神を支えてくれたアデルなど。

デザイナーと裏と表を描いているところは、
去年公開されたドラマ「ハリウッド」にも似ていて、
セットや雰囲気がオシャレで、見ている観客も
この世界に入り込んだようなゴージャスな気分を味わえる。

“お金にかまわずアートの追求をして“
ファッションを営利目的として作るのか、
一つの芸術作品として表現するのか。
ラストでは、ホルストンの決断が…。

音楽も特徴的で、間の取り方も自然。
わたしはロランスや、ウォールフラワーで
使われていた曲が流れた時は個人的にウキウキした。

監督の作品を総合して、実在の人物の描き方とか、
この時代の世界観とか、衣装のこだわりや、脚色も上手。
内容以上に世界観が作品としての魅力になっていた。
1960〜1980年代が舞台のファッション、
音楽、セット、全てがオシャレな作品!

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