試写会にて鑑賞させていただきました。
“ただ女の子として生きたい“
生まれた時の性別とは違う生き方を望むサシャ。
彼女の純粋な瞳、涙に心打たれた。
とても小さく、幼く、優しく、繊細で、
触れたら、割れてしまいそうなくらい。
なのに、抱えているものが大きすぎる。
あまり多くを語らないけれど、
映像から伝わってくる感情や、
ちょっとした表情の変化は、
言葉以上に大きなパワーを感じた。
静かだけれど、存在するだけで、
全てを語っているような不思議な感覚。
彼女の日常を映し出し、
家族との生活に暖かさを感じる映像。
作品としても非常に美しく、音楽も心地よかった。
子供たちは先生をお手本にして、人と接する。
だから、先生や大人たちがその人に対して、
どう接しているか、子供が1番よく見てると思う。
彼女が大人たちから受けた言葉や行動は、
幼い彼女にとってすごくプレッシャーだと思う。
それは親や兄妹、近くにいる人も同じ気持ちで。
この映画には終わりがあるけれど、
これからの人生で、サシャ、家族、
様々な人の戦いは続いていく。
自分の性に違和感を感じている人たち、
性の受け入れ方がわからない人たち、
多くの人にこのドキュメンタリーが届きますように。
“ありのまま“を受け入れて。
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